日本から設備を受け入れて 量産を開始するまでの間は日本と同じものがちゃんと現地で出るか、条件設定の再現性はあるか、工程能力は等々の確認をするのです。
その時には大体の場合、日本から技術者も一緒に行くのです。(私もちょくちょく行きますがそのころは呼び寄せる方の立場でした)
ある日 現場を歩いているとワーカーのおばちゃんが「友達が倒れたよ 行ってみた方がいいよ」 と言うのです。
はぁ? 何いってんだ?と思いながらも下の現場に行ってみるといつも元気な○さんがしょげた顔をして椅子に座っている。
「どうしたの?」
「なんだかいきなり ふわーっとして気が付いたら床にいた」
なんだかやばそうだから大事に至る前に日本に帰って貰おうという話になってたまたま一緒に日本から来ていた若造と一緒に飛行機に乗せて返してしまおうと目論んだ。
ここからはマンチェスター空港と吾輩の携帯とのやりとり。。。。。
フライトの当日 吾輩の携帯電話に見慣れない番号から電話がかかる。
応答すると知らない英人女性?? そんで次の瞬間に付き添いの為一緒に返した若造の声がするではないか「クリキン(本名)さん 飛行機から降ろされてしまいました」
あとから聞くところによると、飛行機に乗り込む際にまためまいがしてふらつき若造が肩を貸して乗り込んだらしい。 その時に添乗員になにかを話しかけられて英語の出来ない若造君は心臓に手を当てて「ばっこんばっこん」と言ったら即刻降ろされたとの事だった。
さっきの英人女性はブリティッシュ エアウェイズのグランドスタッフっちゅう事。
そんで次の日に航空会社を変えて無理矢理日本に飛ばそうとしたけども 空港では航空会社の枠を超えてパスポート番号で病人を乗せない様ブロックされていた。
本人は「なんで日本に返してくれない」と意気消沈。 しかしここまで来たらまともに病院に行って治療するしか有るまい。
ここからは公立病院に舞台が移って。。。。
意気消沈の○さんをつれてNHSの病院へ行き病状を説明すると胃カメラを飲むことになった。
ありましたがな。 でっかい穴が。 即入院と相なりました。
英語の出来ない○さんをただ放っておく事もできず吾輩が付き添うことになりました。
胃潰瘍で流出した血液をどんどん輸血するのです。吾輩は病院に泊まりです。
ちゃんと付き添いの人用のソファーベッドがあります。吾輩に晩飯も出ました。
夜になると看護婦さんが電話を持ってきました。
「日本の家族と話しをしたいでしょ」 という気遣いです。
その後、数週間の入院を経て元気になり無事日本に帰国されました。
さて ここで問題です。
彼の治療費、入院代、飯代、薬代、電話代、 締めていくらでしょうか?
答え: 全額タダなのです。
ここからは一般的な話。。。。。
そもそもイギリスのNHSの病院にはお金を払う”会計”のブースがありません。
強いて言えば処方箋をもらうのに処方箋代 6£強が必要ですがいつも薬局に行くと
「お金を払いますか?」と聞かれるのです。
あまりに不思議だったので友達に「お金を払わないってオプションはあるのか」って聞いたら「お前は払え!」と言われました。 生活保護のシステムが強固で保護されている人も多くそういう人たちは「払いません」というのだそうだ。
そもそも なんと言いましょうか、、、政治やら役所が賢いというのでは無くて、弱い物には手を施すという社会通念が日本より数段進んでいるのです。
ハンディキャップの人がスーパーのレジで支払いをしているとします。後ろの人がその人を急がせるなんて事はあり得ません。
駐車場のハンディキャップ用の駐車スペースに健常者が車を停めるなんて事もあり得ません。ホントに恥ずかしい行為に写るでしょう。
そういう人たちが民主主義で政を行えば、そりゃそういう社会になりますがな。
その国の政府はその国の政府。 当たり前の事だけど。
麻生内閣 支持率がどうのいうて騒いでもダメで まさしく我々のレベルって事じゃない?!
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